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​​研究紹介

 摂食嚥下障害者に対しては、「機能」だけでなく「機能を代償する残存

能力」、「本人を取り巻く人的・物的な環境」、そして「食への意欲」等を考慮し、複合的な観点から適した栄養摂取の方法を検討します。

 そのため摂食嚥下リハビリテーション学分野では従来の歯科領域を軸として、摂食嚥下障害に繋がる咽頭運動・感覚機能低下、口腔機能低下、栄養障害など、今後、歯科医療者が必要とされる知識・技術を追求しています。本分野では基礎研究はもちろんのこと、以下のような産学連携研究を遂行し、常に新たな知見を模索しています。
 

基礎研究
 ・嚥下反射を誘発する訓練法の開発(食道刺激法)
 ・高解像度内圧検査を用いた咽頭圧、食道内圧の計測

 ・食形態と摂食嚥下機能、食物動態との関連
 ・大腿骨骨折患者における栄養摂取の課題
 ・口腔機能と全身機能・栄養状態との関連
 ・栄養付加が摂食嚥下機能、全身に及ぼす影響
 ・咀嚼と嚥下との関連


産学連携研究
 ・社会に必要とされる“食”の開発・提供
 ・新たなとろみ剤・介護食の開発
 ・摂食嚥下機能を評価するための医療機器開発
 ・遠隔診療で使用できる医療デバイスの検索

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